吐き場

もがく社畜の日常。

231005_無限在宅勤務を終えて

コロナが明けた。そして恐れていたことが起きた。出社要請だ。

フレックスタイムのうち、コアタイムの10時から15時まで会社にいればよいとはいえ

片道1時間かけて通うほどの熱意と体力ははもうない。

 

コロナから3年。

在宅勤務を謳歌し過ぎた僕は、出社力が極限まで落ちている。

片道1時間の道のりを歩きと電車で行く。

家に到着した瞬間に睡魔に襲われ、気絶するように寝る。

 

在宅勤務中はあれだけ夜眠れなかったのに、

いまや帰ってきて一度寝て起きた3時間後にはすぐ寝れる。

 

これから体力がつく気がしない。

いまは17時ごろに帰れているが、これからもっと遅くなるだろう。

誰のためになっているかよくわからない仕事を無心でこなしながらも

同僚と会話することは楽しかったりするから厄介だ。

 

もっと給料が低く、とんでもないパワハラ上司がいて

きしんだ机の小さなディスプレイで、メモリ1GBくらいのWindows2000を扱う職場だったら

とっくにやめてるのに。変に恵まれてしまっている。絶妙な塩梅で恵まれている。

飼い慣らされてはいけないと思いつつも、家についたころにはもう気力はない。

 

この3年間。待遇75点、やりがい20点のこの仕事を脱するために、いろいろ試してみた。

だがまだ会社脱出に至る手は打てていない。お金はそれなりにたまってきたが、鳴かず飛ばずだ。

この3年の間に結婚もした。それなりに幸せだが、毎日の浪費感といったらない。

 

いまは帰ってきても、プログラミングをしたり、せどりをしたり、流行りのFXをするメンタルは残っていない。

土日もそれなりに予定があり、気づいたら夜だ。また月曜日が僕の真後ろにいる。

静かな絶望を感じて起き、明日こそはと決意して今日も眠りにつく。